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中枢性尿崩症患者のつぶやき……の筈が、韓ドラ感想メインになってます。最近は二次創作にハマッてます。
by mayoi-maimai

「美人図」を観ました

 「善徳女王」のピダム役で現在マイブーム中の韓流俳優キム・ナムギルさんが出演した噂の映画「美人図」のDVDを観ました。
 一部ではナムさんが主演みたいな宣伝をしてましたが、どーみても準主役でしたよ? それにしても、この映画を観た善徳の監督がナムさんをキャストの一人に決めたって話で、そして最初チルスク役にするつもりだったってことは……監督は最初にどんなチルスク像を描いていたんですかっ!?

 続きからはネタバレバレですので、知りたくない方はお気を付け下さい。ちょっと長い内容です。
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 ジャンルとしては官能文学だそうですよ。時代は22代王正祖、ドラマ「イ・サン」でソヨンが所属していた図画署の署長キム・ホンドと才能豊かな弟子シン・ユンボク、その師弟関係を揺さぶる鏡職人のガンム(ナムさん)がメインキャラですね。
 他にはユンボクの才能を妬んだりホンドを追い落とそうとする同僚や、ホンドと因縁があるらしい太夫クラスの妓生が主なサブキャラ。

 図画署で絵の才能を開花させているシン・ユンボクは男のフリをしている女性でした。絵の才能を期待された実の兄が居ましたが兄が描いていた絵は実は妹が描いていたもので、周囲の期待が重荷になった兄は自殺してしまいました。その事実を知った父は男として生きるように命じ、宮廷内で描く絵の為だけに生きて暮らしていました。
 師のホンドはユンボクの才能を伸ばす為に世俗の絵も描かせようと宮廷の外に連れ出します。そこで出会ったのが鏡職人のガンムでした。

 露店を取り締まる役人から逃げていたガンムは人ごみの中でホンドとユンボクにぶつかり大商人の高価な鏡を割ってしまいます。その償いとガンムの救命にホンドに1万両の価値のある絵を描くように言いますが手を怪我したホンドの代わりに描いたユンボク。高名な僧の絵を描き、その僧の行いを用いて商人を納得させたのでした。(私には意味分かんなかったけどね)
 ホンドはガンムにユンボクに世俗を見せてやってくれと預けます。最初は鍛冶師や結婚式や花などの日常の暮らしを見せていましたが、親しくなったイタズラ心から水遊びをしている妓生を覗かせます。女性の体を観て何かがハジけてしまったユンボクが夢中で絵を描いていると妓生たちに見つかってしまいました。逃げる途中の橋で足を滑らせて川に落ちてしまったユンボクをガンムが引上げると、濡れて透けた服の下に見えた乳房に驚き思わず掴んでしまうと平手打ちを喰らってしまったのでした。(てか、サラシ巻いてた筈なのに何故透けるの? そんで、イキナリ掴むか!?)

 ガンムに女だとバレた事を気にする風も無く絵に打ち込むユンボク。(バレちゃった、どーしよう…とか少しは悩めよ!) その好奇心は何故か庶民の性生活に向けられて、妓楼に潜り込むと妓生同士の体位ショーをガン見!! その帰りにユンボクを妬む同僚に絡まれて屈辱を受けていたところを助けてくれたのはガンムでした。ガンムの工房に行って鏡作りを手伝ったりと心と体の距離が近づく2人にホンドは危機感を感じ始めます。
 ガンムに鏡を壊された商人は何故かガンムを見込んで朝鮮を留守にしている間の倉庫番を任せます。そこにユンボクを招いたガンムはユンボクを馬に乗せたり美しい布を纏わせたりして、とうとう一線を越えて男女の仲に堕ちてしまいました。幸せそうに交わる二人の姿を覗き見ていたホンド(何故居場所が?)は自分の中にある単なる師弟としてではない劣情を自覚して3年もご無沙汰だった妻(?)にぶつければ、妻はそんな夫の気持ちなどお見通しでした。(ホンドは妻に“弟子に恋慕する男色”と思われていたのか?)

 鏡を割った時に助け舟を出してくれたり、ユンボクを妬む同僚から助けてくれたり、ガンムに韓衣を譲ってくれたりと一見親切そうな妓生は過去にホンドと縁があった様子でした。
 妓生から譲られた服をユンボクに着せて一緒に寺参りに行ったガンム。 その寺は実は夫との性生活に飽きたり子宝に恵まれなくて切羽詰っている両班の奥方たちが生臭坊主たちなどとの乱交の場所になっていました。そこで鏡を売ろうとしていましたが、風俗取り締まりの役人が来てしまいました。(タイミング良過ぎないか? 何故この寺に? 運が悪過ぎるだけなのか??)
 描いてた絵の回収も出来ないまま、ガンムはユンボクを逃がそうと役人と立ち回ります。捕まっても両班の奥方たちは放免されてガンムだけが処刑されることになってしまい、ユンボクはホンドに「全てを捧げるからガンムを助けて」と哀願するのでした。ホンドは手を出しかけたけど寸前で踏み止まり王に救命を乞うとギリギリセーフで処刑が中止され巨済への流罪へと減刑されたのでした。(四肢を牛に引っ張らせるから“八つ裂き”の刑かと思ったら、牛に引っ張らせて浮いた体の下の床板を外すと現れた穴の中には血糊や蛆たっぷりの竹槍が敷き詰められていて、牛に引っ張らせている四肢の綱を一斉に切ると穴に落ちて竹槍に全身貫かれるって処刑方でした! コワ~~)

 「全てを捧げる」と約束していたユンボクはホンドの前に跪きます。最初は手を出そうとしなかったホンドでしたが、結局は乱暴にイキナリ後ろから突っ込んでしまいました。(濡らしもしないで、痛いじゃん!) その挙句に「私とお前の間に絵しか無かった時が最も幸せだった」と言うとユンボクは「絵しかだけの時など無かった。師匠は最初から私の野心(ホンドの絵に関する全てを吸収して超えること?)を知っていた筈」と答え、それに「その野心ごと愛していた」とホンドは言うのでした。 その後もこの2人は図画署でフツーに生活していてユンボクは昇進が決まったりしてました。(昼は師弟、夜は愛人の二重生活してんのかと思ったのに。見えてないトコロで実はしてたのかな?)
 巨済への流罪になったガンムは流刑地へ歩いて行く途中で行き倒れ状態に。そこを救ったのは又してもアノ妓生で、ガンムとユンボクの再会の手引きをする一方でユンボクを妬む同僚に「ユンボクは女に間違いない」と密告したのでした。 密告を受けた同僚はホンドを疎ましく思っている上司に密告し役人を手配させるのでした。

 妓生はホンドに「2人は今夜駆け落ちする」と教えますが信じない様子。しかしユンボクが柄にも無く「今迄師匠に絵を揚げたことが無いので…」などと言うものだから疑惑が確定。共に絵を描きながら「ガンムを傍に住まわせても構わないから行くな」と涙ながらに引き止めても返事をしないユンボクはホンドに或る決意をさせてしまいます。
 待ち合わせの場所に向うガンムの前に馬に乗って現れたホンド。(又しても何故場所と時間が?) 隠していたユンボクへの想いを暴露して思い留まるよう説得を試みたホンドでしたが受け入れないガンムに毒を塗った矢を放ちます。毒矢を受けてしまったガンムに「自宅に解毒剤が在る。動けば毒が回る。(解毒剤を取って来るまでここを動くな、待ち合わせ場所に行くな、駆け落ちは諦めろ)」と言って立ち去ります。
 しかし解毒剤を取って戻ればそこにガンムの姿は無く、歩いているガンムの傷口からはダラダラと出血が!!(例え解毒剤が在っても失血死確定じゃんか!)

 桟橋(?)で再び出会ったガンムとホンド。ガンムはホンドと格闘して首を絞めて殺そうとします。(ユンボクを解放する為?) その中で解毒剤は水の中にポチャン! ホンドが慌てて水の中を探しているうちにガンムの体の毒は回り吐血! ようやくユンボクが現れた時には瀕死の状態で、訳が分らないユンボクに抱かれて死んでしまったのでした。ホンドが水の中から解毒剤を見つけたものの手遅れでした。
 ホンドとユンボクは役人に捕えられて王様に尋問されることに。ユンボクは「自分が女だということを師匠は昨夜初めて知った。鏡職人の男は痴話喧嘩の末に自分が殺した」と死を覚悟で供述。何も語らないホンドに王が絵を描かせると交わっている男女を覗く男の絵を描き自分の罪を告白して悔いるのでした。
 男だと偽った罪でユンボクは罷免、ホンドは免罪という寛大なお裁きでしたが結局ホンドはユンボクを失ってしまうことに。(ユンボクの父はマジで舌を抜かれたのか?)
 昔を振り返ったホンドの記憶の中には絵筆と紙を与えた女の子が数年後に自分の弟子志望として現れたユンボクが居ました。(な~んだ、幼い彼女に絵を描かせたのはホンドだったのね。そして最初から女だって知ってたから募ってく想いが妻にはバレバレで、ガンムとHしてるトコ見て熱くなったり女の恰好して現れても驚きもしなかったワケだ)

 川で舟に乗って女の恰好をした自画像(「美人図」?)を描いたユンボクはその絵を川に流します。(このときのユンボクの恰好が宮廷バージョンに見えたんですが?)
 「風の絵師」(未視聴)でも描かれたシン・ユンボクって女性疑惑が囁かれているそうですが、「師匠との報われぬ愛」疑惑も囁かれているのでしょうかね?

◆◆感想◆◆
 「善徳女王」「トキメキ☆成均館スキャンダル」「美人図」と男のフリをしている女性がその正体がバレてしまう原因は全て「川に落ちる」ですねー。他に原因は作れないんでしょーかねー??

 ガンムとユンボクの初Hシーンはキレイで穏やかで幸せそうしたねぇ。(善徳二次創作ではこのシーンを想像しましょう) ユンボクは初な筈なのに騎●位までしちゃうのは妓楼で見たヤツにチャレンジしてみたかったから? 残念なのは女優さんのバストにもう少し肉が欲しかったトコですかね、ガンムの背に絵を描いてた姿は子供体型に見えました。サラシで寄せれば谷間は出来るのだが………。自分的にはナムさんの尻が見られて眼福♪(←チョ) 足細――い! とか。(笑)
 余りに穏やかだったので、一時期巷で噂になっていたナムさんの「激しすぎて編集された(らしい)濡れ場シーン」とやらがどんなだったか気になりましたーー。
 そして改めてナムさんは「悲恋俳優」No.1だなと思いました。ホント、幸福が似合わないよ……(オ
 (余談ですが、薄幸俳優といえばチョン・テウくんですね。私が観た時代劇「龍の涙」「王と妃」「王と私」「女人天下」「テ・ジョヨン」「韓明澮(ハンミョンフェ)」では全て薄幸キャラでした)

 ナムさんを抜きにしての感想は、女優さんの体当たり演技は評価しました。が、判り難いシナリオでしたね。それは私が日本人で、当時の朝鮮の歴史とか風俗を知らないからですかね? 最後の「美人図」も実在してるんですかね? してるからこの映画の題名になってんのかな?

 ユンボクは自分も女なのに女体を見て一気に弾けてしまいましたね。何故か男と女の性生活方向に興味深々で、妓楼に一人で行くなんて凄いよ。 ガンムとHしたのも興味が先で恋情は二の次だったんじゃないのぉ? 全ては絵の肥やしになる! みたいな…。でもガンムが処刑されそうになってようやく恋情に気付いて、絵を棄ててまでも駆け落ちしようと決めたんだよ、多分。
 どこか劇場版「大奥」(仲間由紀恵の)を思い出しました。大奥の風紀が乱れ捲くってた時代の話でしたっけね。

 なーんかもう少し書き足りない気がしますが、思い出したら加筆しますね。
by mayoi-maimai | 2011-08-06 18:17 | 韓国ドラマ

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